奏法と呼ばれるレベルで太鼓が使用されていたのは打音を利用した「戦時中の連絡手段」としてでした。その後お葬式やパレードの余興として登場するようになり、しばらくして欧米にある軍の音楽隊において、体に装着した(抱くような感じ)バスドラの上部に現在あるようなシンバルをセットする考えが生まれました。
1900年代初めには今あるセットの原型が出来ていて、その一番最初のルーツと言えるのがジャズです。1800年代末にはディー・ディー・チャンドラーによって、ペダルでバスドラを打つという考えが生まれています。ここに来て「太鼓を両手足を使って叩く」やり方が初めて示され、今となってはペダルにおいても様々な奏法が確立されています。
その後ペダルに少し遅れて革新的な変化をするに至ったのがシンバル革命ともいえるハイハットの登場です。これはクラリネット奏者でもありジャズドラマーとしても活躍していたベイビードッズが演奏中、左足でリズムをとったりするのに規則的に動かしていたところその場にいた観客がそれを生かそうと指摘された末に生まれたと言われています。今とは構造こそ違いますが「足で二枚のシンバル叩き合わせ、鳴らす」という基本ができあがり、ペダル付の楽器ということで当時はローソック・シンバル(ロー・ボーイともいう)」と呼ばれていました。
ローというのは現在とは違い初期は踏んで鳴らすだけのもので高さが無く低かったためです。(ビートを刻まない)このバスドラとシンバルをペダルによって操作するという発想が生まれたことにより現代のドラムセットの形が出来上がり、続いてハイハットによって曲中にビートを刻むということが生まれ出たとされています。

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